2010年 12月 19日
『トロン・レガシー』
1982年に、CGを売り物にして作られた『トロン』の続編。
興行成績も評価もふるわず、失敗作のレッテルを貼られがちな1982年版ですが、当時15歳だったボンクラ少年の私の目には、不思議なネオンの光り輝く、魅力的な異世界でした。

で、「トロン レガシー」はその続編。
実体感のなさが印象的だった旧作とは逆に、1と0のデータの世界を強烈なリアリティーで描いた新作は、旧作の俳優とミュージシャンを呼び戻して、しっかりきっちり続編として楽しませてくれました。
何しろ、新旧共通の舞台となるゲームセンターのシーンでは、旧作でエンディングを担ったジャーニーのセパレイト・ウェイズ、さらに同じ80年代を代表するユーリズミックスのスウィート・ドリームが響き渡ります。
もう、懐かしさもあって思わず涙ぐみそうになりましたよ。

旧作で陰の立て役者だったアラン、新作でもいい味出してまっせ。

もちろん、単独作品としてみても楽しめますが、旧作同様一般受けしにくいかも…。
CGIと音響に迫力がありますが、全てが硬質で無機質に描かれていますので、トロンの世界観はあまり身近には感じられないでしょう。
もっとも、『マトリックス』のようにじめじめした電脳世界にしてしまっては、『トロン』らしさが消え去ってしまうのですが。

ちなみに、上映二日目、朝一番の回とはいえ、新宿ど真ん中の映画館で客の入りは2割あったかな?
もう一つ残念だったのは、セリフの字幕が一つ抜けていたこと。
物語の終盤、クオラの問いに答えたサムのセリフ、字幕がありません。
プロテクト云々と聞き取れたので、いわんとしていることはわかりましたが…。
ごつい男が「やるっきゃない」なんて、すっかり耳にしなくなった訳があったり、なんだかね。

まあそれはともかくとして、懐かしさのあまり旧作のDVDとジャーニーのアルバム、買っちゃいましたよ(笑)
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by cthulhu_dune | 2010-12-19 22:03 | 映画・映像


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