2015年 03月 19日
NECRONOMICON (The Dunwich Horror / 2009 アメリカ)
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ルイジアナ州のどこかでラヴィニア・ウェイトリーは悪魔の双子を産み落とした。
それから10年後、指からビームを出して悪魔払いなんかしていたヘンリー・アーミティージ博士は、ネクロノミコンの失われたページを求めて、謎の教団にフェイ・モーガン教授とウォルター・ライス教授を送り込みます。
謎の教団の謎の儀式の中で彼らが見たものは、必死こいてネクロノミコンを執筆中のアラブ人、謎の神殿都市、そして壁に埋め込まれたネクロノミコンの失われたページでした。
一方その頃、ネクロノミコンを求めてひょっこりやって来たウィルバー・ウェイトリー君と共に、アーミティージ博士はウェイトリー家にやって来ます。
ところが、親子げんかでラヴィニアがウェイトリーを撃ち殺しちゃったもんだから、身の危険を感じた博士はラヴィニアを撃ち殺しちゃいました。
するとどうでしょう、2階に隠れていたウィルバー君の双子の兄弟が大暴れ。
アーミティージ博士は指からビームを出して応戦しますが、悪魔の落とし子はびくともしません。
明らかに落とし子が優勢なんですけど、なかなかにのんびりとやって来たモーガンとライス教授に助けられ、悪魔の落とし子を封印することが出来ましたとさ。
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アーミティージ博士に、1970年『ダンウィッチの怪』でウィルバー・ウェイトリーを演じた、ディーン・ストックウェル。
ウィルバー・ウェイトリーに、1985年の『死霊のしたたり』でハーバード・ウェストを演じたラヴクラフト映画の常連、ジェフリー・コムズ。
ラブクラフト映画ファンにとってはまるで夢のような共演ですが、お話も映像もテレビ映画らしいチープさを誇る凡作。

冒頭の出産シーンにわずかばかりの期待を抱きましたが、『エクソシスト(1973)』をまねたアーミティージ博士の悪魔払いに、モーガン教授の大学の授業がまるで『ピーバディー教授の最後の講義(1971)』という流れから、あららん?すっとこどっこいかしらん?という予想が当たらずとも遠からず。
下の歯をむき出してサル顔に終始するジェフリー・コムズ、ウェイトリー君の異形の相貌のイメージから遙か遠く、ただのアホ面でしかないのが残念。
クトゥルー映画でアホ面といえば、『クリープショー(1982)』の一編、『ジュディ・ヴェレルの孤独な死』に出演した、スティーブン・キングを超えなくてはいけませんな。

たいした見所ではありませんが、私の覚えている限りでは初めて狂えるアラブ人にしてネクロノミコンの作者、アブドゥル・アルハズラットが出てきたことに、賞賛の拍手を送りましょう!
でも、このアブドゥル君がちょっと若すぎると思うので、謎の教団の教祖様の方が怪しさでは上だな。
宙に浮くし、なによりも裸のおねーちゃんをいっぱいはべらしているし…。

2009年 アメリカ
DVDはフランス版のみ フランス語吹き替え音声のみ フランス語字幕のみ

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by cthulhu_dune | 2015-03-19 17:00 | Lovecraft Cthulhu 映画


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