2008年 02月 23日
アラ・ナジモアの『サロメ』
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ナジモアの『サロメ』ですが、オスカー・ワイルドの原作からして一幕悲劇とはよく言ったもので、この映画も舞台一つの演劇として作られています。
なので、映画としては変化に乏しい仕上がりではありますが、エキゾチックかつ前衛的な衣装とメイクに、サイレントらしい大仰な演技も相まって、決して退屈するような作品ではありません。
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なにより、二つ収録された劇伴が、それぞれ趣を異にしてすばらしいもの。

スコア1は悲劇を強調した、管弦楽のいかにもサイレントの劇伴といったオーソドックスなイメージ。
しかし、タンゴやワルツに民族音楽などを交えて、変化に富んでいます。
個人的には、こっちの方が鑑賞していて落ち着きます。

サラウンドのスコア2は、1とは逆にややエレクトリックでもあり、オーケストラの壮大な感じ。
ビブラホンの音色が印象的な曲は、私の中では、MJQがクラシックをアレンジしたらこんな感じかな?といったところ。
もちろん、こちらの楽曲も変化に富んでいますが、ところどころに入っている効果音的なものは、ちょっと余計だったかな(笑)
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by cthulhu_dune | 2008-02-23 17:37 | 映画・映像


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