2008年 03月 09日
今回のバックルは、大鳥の翼を持った女神を、ケルト紋様の下地に横たえてみました。 女神の胸元には、ワンポイントとして色味の濃いサファイアをあしらってございます。 その濃さゆえに、輝いて見える光の角度がかなり制限されておりますが、その時折の燦めきに「おや?」と目を留めていただければ幸いです。 使用したタガネは3種で、ケルト紋様の中、羽根、うすぎぬのテクスチャーをそれぞれ打ち変えております。 写真ではご覧になりにくいかと思いますが、現物を肉眼で見てもやっぱり見難うございます。 が、そこはそれ、光の当たり方による微妙な変化を味わっていただければ、と。 そうそう、このバックルに合わせましたベルトは、黒字に深紅の蝶と植物の紋様という、少々押しの強いものでございますが、貴方様であれば見事こなしていただけるのではないでしょうか。 というわけで、女神のバックル・ケルト風でございます~なんちって(笑) 特におもしろそうな失敗談もありませんが、ロウ付け台を回転させるために100円ショップで買ったテレビの回転台を使っていたんですが、これのロウ付けに結構な時間がかかってしまったせいか、熱でゆがんで使い物にならなくなってしまいました。 100円だからまた買ってくればいいやと思ってましたが、思い切って回転式のロウ付け台をゲットしてきましたですよ。 またテレビの回転台でもよかったんですけど、結構大きいので上に載せた工具ごと回転しちゃうのがネックなのね。 また、女神の中を燻さないように、マスキングとして木工用ボンドを使ってみたんですが、完全に乾いているにもかかわらず燻し液に溶け出しちゃいました。 元々水性だったのと、熱めのお湯を使ったのがまずかったかな? 燻し自体は成功したのですが、液が真っ白になっていたのでびっくらこいちゃいました。 次は何か別のマスキング剤を探した方がよさそうですね。 粘度と耐熱性の高い、グリスなんかどうだろう。
by cthulhu_dune
| 2008-03-09 19:23
| 銀細工
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