2008年 09月 19日
イタリアのピエトロ・ベレッタ社は、ドレッシング…ではなく、美しい曲線で構成されたハンドガンを作るメーカー。 特に、スライド上部が大きくカットされ、銃身がむき出しになっているのが特長。 そのシリーズ中において、やや風変わりなスタイルを持つのがこのM8000、通称クーガー。 強度を増すためにスライドがカットされておらず、従来の8頭身美人のようなベレッタ製ハンドガンを見慣れた目には、まるで2頭身キャラのようにデフォルメされた印象を受けます。 また、バレルのロック方式(この説明はややこしいので省略~)も、ベレッタとしては珍しいバレルが回転するロテイティング・バレル・ロッキングが採用されました。 さて、このKSC製のガスガンですが、美品であるにもかかわらず、残念なことにスライドがきちんと閉じないということで、ジャンク扱いで出品されていました。 スライドが閉じない原因はいくつか考えられますが、部品の破損ってのはかなりの衝撃がないと考えにくいことなので、ひょっとして立て付けが悪いだけなら直すのも簡単かなというわけで、落札。 届いたところで手動で作動させてみますと、ピストンがチャンバーにしっかりと入っていないみたい。 そこで、バレルまわりを分解してみますとビンゴでした。 インナーバレルとアウターバレルがずれて固定されていたので、ピストンがずれた位置で止まってしまう、つまりスライドも閉じないわけですね。 このインナーバレル、強く押し込まないと規定の位置に納まらず、振動などでネジがゆるめば飛び出してしまう構造なので、このガスガンの弱点ともいえそうです。 てなわけで組み立て直してみると、スライドはしっかりと閉じてくれました。 惜しむらくは、ずれた位置でネジ留めされてしまったため、アウターバレルに亀裂とふくらみが生じていましたが、そのままでも通常作動するのでよしとしましょう。 もっとも、バレルが回転する構造が再現されているために摺動部も多く、通常の作動自体が少々かためとなっているようです。 これは、社外品のリコイルスプリングを組むことで、多少の改善が見られました。 ちなみに、KSCのM8000用ってスプリングもありますが、M92Fと互換性のあるサイズなので、入手しやすかった東京マルイM92F用を組んであります。 ついでに、変なところにネジ傷のついてしまったオリジナルのバレルも、社外品の精密バレルに変えてみました。 ま、集弾性はあまり変わらないような気がしますが、気は心ということで。 動作が快調になったところで、やっぱり交換したいのがグリップ。 商標の問題からグリップにはKSCと入っているのは気になりませんが、どうせならとってもイヤラシくなるアルタモントのうねうねグリップでしょう。 もっとも、2頭身キャラのイメージまでは変わることはありません。 それどころか、分厚いグリップのおかげで一回り太ってしまいました…。
by cthulhu_dune
| 2008-09-19 18:05
| トイガン
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