2008年 10月 20日
数日前、第8回シルバーギルドウェブ展示会に参加させていただく作品の最終研磨に入っていたんですが、ロウがきちんと回っていなかったパーツが取れてしまいました。 あー、作品のヒントにならないように写真は失敗部分のアップだけね。 これだけなら何とかなるかなと、断熱材で保護してバーナーを当てて修復を試みましたが、いつもなら簡単にできる部分の作業のはずなのに、どうにもうまくロウが溶けてくれません。 数回試みたところで作品そのものの危険を感じたので、この修復は断念。 うぬぬ、もう全体にはまともに熱は入れられないし、どうしたものか…。 しばし空の頭をひねってみて、パーツの構造を、以前作った事のある形へと変更することに。 でも、同じパーツで作り直すのもなんだかしっくりしないので、少々デザインを変えてみました。 思いつきと実験的な要素も含んでいるので、もうちょっと工夫が必要だなぁという部分もありますが、結果としてはよい方向に転んでくれたのではないかと…思いたいですね(笑) そんでもって、展示会用の作品を作りながら、どうにも気に入らなくてずっとほったらかしになっていたものの続きも始めました。 もともと単純な2層の中空構造だったんですが、中が空っぽってのが気に入らなくて、何か入れてあげたいなぁと。 ただ、インタリオのガラスを使うので、透明感を出すためにもあまり目立ったり、閉塞感があってもいけないし、さてどうしたものかと考えているうちに止まってしまったんですねぇ。 あまり考えたところでなにも出てきそうもないので、両面と同じから草っぽい紋様を簡略化して入れてみました。 まあ、またここでしばらく止まってしまいそうな気がしないでもありませんが…。 話は変わって余談ですが、エスプレッソポットの大きいのを入手してきました。 いつものアンティーク店が、おもしろそうなんでいくつか入れておいてくれたんですね。 多角形のモカエキスプレスもユニークですが、このシンプルなポット型ってのも古いスタンダードの雰囲気があってお気に入り。 なにより、マグカップ一杯分のエスプレッソが入るのが嬉しいですね。 ただ、適量のコーヒー粉では濃すぎるうえ、3杯分も使うのがもったいないので、粉は2杯分で作っています。
by cthulhu_dune
| 2008-10-20 16:09
| 銀細工
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