カテゴリ:映画・映像( 53 )

2012年 10月 23日
PROMETHEUSその2
終盤に向かうにつれて何じゃこりゃ感の強いPROMETHEUSですが、そもそもB級映画なのでそこにケチをつけるのはよろしくなかろうと反省反省。

そこでちょっと一考。

エイリアンは生体兵器であり、エンジニアは実験場として地球に自分の分身を育成していたこと。
じつはそれ以前の開発段階で失敗していて、エンジニアは自ら生み出したエイリアンによって、事実上滅亡していたこと。
最も重要だと考えられるこの2つは、実はおまけでしかないのだ。
本作の肝は、年老いたウェイランドの生への執着。

これらのことを勘違いさせられてしまうので、がっかり度が増長してしまうのだ。
おバカ映画ファンとして期待するべきは、エンジニアによって、というか謎の黒い液体を勝手に服用したウェイランドがよみがえって超人となり、エンジニア、エイリアン、超人ウェイランド、その他の人々と四つ巴の戦いを繰り広げることなのである!
そう、『フランケンシュタイン対地底怪獣バラゴン(対大ダコ)』なのだ。
これを描かなかったことこそ、本作の唯一にして最大の失敗。
目が曇ったな、リドリー・スコット。

そして、アンドロイド・デビッドの真の目的は1979年版『エイリアン』と同じ、異星の生命体の生け捕り。
ウェイランドですら知り得なかった大どんでん返しだが、残念ながらはっきりとは描かれていない。
しかし、エンジニアの宇宙船を操って地球に帰るシーンが、次回作となるに違いない『エイリアン地球大襲撃』につながるのが自然だ。
なんともエイリアンサーガの壮大さを見せつける一篇なのだろう!

…ウソですよ、きっと半分くらいは(笑)
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by cthulhu_dune | 2012-10-23 14:21 | 映画・映像
2012年 10月 23日
PROMETHEUS
実は映画館に行っておらず、DVDで観た。

映像は素晴らしい、クリーチャーも異星人もそれなりに見事。
スペースジョッキーもきちんと出た。
しかし、遺跡に共通する謎への言及があっさりしすぎ。
プロメテウス号の目的が、ウェイランドの死にたくない一心ってので、気持ちはわからんでもないけどけっこうがっかり。
その他いろいろとアレなんだけど、クライマックスに近づくにつれ、なんちゅう雑な話じゃ。
エイリアンと人類の起源にも深みがないぞ。

ギレルモ・デルトロはこれを観て『狂気の山脈にて』の製作を断念したと言うが、なぜだろう?
金をかけてもこれ以上の物ができないと思ったのか?
それとも狂気の山脈にてでは受けないと思ったのか?
うーん、すっとこどっこいでもいいから、『狂気の山脈にて』を作ってもらいたかったぞ(笑)
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by cthulhu_dune | 2012-10-23 00:03 | 映画・映像
2012年 10月 07日
THE CABIN IN THE WOODS
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『THE CABIN IN THE WOODS』のDVDパッケージは、レンチキュラーレンズ方式の見る角度によって絵が変わるユニークなもの。
以前はよく子供用品に使われていて、懐かしいといえば懐かしいし、最近はやりの3Dで新鮮といえば新鮮なギミック。
そういえば、『THE REAL GHOSTBUSTERS』のコンプリートコレクションのケースにも使われていたなぁ。

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それはともかく、『死霊のはらわた』には黒幕がいた!というのを観客は第三者の視点で見ているような作品だった。

この設定は冒頭から明かされちゃうので、ラストで「実は…」なんてことでがっかりさせられることはありません。
しかも、その謎の組織が実にあっけらかんと悪辣、犠牲者を賭けの対象にしたり、惨劇を見ながらパーティーをしたりと、もうやりたい放題。
なるほど、これは組織の目的から観客の目をそらすための趣向だったかな(笑)

クライマックスは、様々なホラー作品のモンスター大集合。
さすがにパズルボックスは四角くできなかったのね、なんて思ったり。
知らないモンスターもあり、顔が口のバレリーナの少女ってあったっけなぁ、などと惨劇なんぞよりもモンスター観察に忙しくなります。

しかし、シガニー・ウィーバーが出てきた瞬間、頭の中は『宇宙人ポール』でいっぱい。
クトゥルー神話的な設定のEvil Godsなんか吹っ飛んでしまったよ(笑)

で、謎の組織の目的は結果としてアレなんだけど、顕現するのが想像を絶するというか超えるというか、なんじゃそりゃというか、形としては確かにそれもありなんだけど、思いっきり足下をすくわれちまって、これはきっと制作者の意図にまんまと乗っかったんだろうな、とやられちまったぜ。
まさか、Evil Godsに人間の手が付いているとは思わなかったよ…、って、人間型なのは手だけじゃなかったりして?
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by cthulhu_dune | 2012-10-07 22:00 | 映画・映像
2012年 05月 21日
TOMB OF TERROR(2004/ラヴクラフト「潜み棲む恐怖」)
フルムーンからリリースされた3つの作品を、短く編集してオムニバスに仕立て直したもの。
『ダーク・エンジェル/地獄のベロニカ(1994)』を『ASCENT FROM HELL』に、『地底人アンダーテイカー(1994)』を『INFINITE EVIL』に、『タリスマン(1998)』を『EVIL NEVER DIES』に。
ラヴクラフト原作としては『地底人アンダーテイカー』が『潜み棲む恐怖』をベースにしている。
しかし、そもそも『地底人~』がマルテンス家の怪物・町の住民・マルテンス家の末裔・犯罪組織が好き勝手に絡み合う作品であり、これを短く編集するのは至難の業だったらしく、いまいちポイントを押さえ切れていないのが残念。
もともと重要度の低い怪物が、さらになんだかよくわからない存在になってしまった。
『ダーク・エンジェル』と『タリスマン』がわかりやすく編集されているだけに、ラヴクラフト原作を目当てに見るとがっかりする。
素直に『地底人アンダーテイカー』オリジナルをおすすめする。

というわけで、気が向いたときに最近入手のラヴクラフティアンムービーズをレビューしてみようかと…。

ビデオソフトはamazon.comで入手可能です。
http://www.amazon.com/Tomb-Terror-Constantin-Barbulescu/dp/B00076MXMU/ref=sr_1_1?s=dvd&ie=UTF8&qid=1337608071&sr=1-1
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by cthulhu_dune | 2012-05-21 22:51 | 映画・映像
2012年 04月 05日
ハマープロの美女たち
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前々のそのまた前から、いつか買おう買おうと思っていて何となく先延ばしにしていた洋書「Hammer Glamour」を、ようやくゲットした。
おぉぅ!美人さんがわんさか! をぉぅ!見事な谷間もわんさか!というのもとてつもなく重要なのだが、日本版のポスターが数点使われていたことに驚いた。
日本版のポスターって、けっこう扇情的なのねん。
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by cthulhu_dune | 2012-04-05 23:52 | 映画・映像
2012年 04月 05日
1910年エジソン社「フランケンシュタイン」は…
1910年エジソン社「フランケンシュタイン」のモンスターの末路は、ラヴクラフトの「アウトサイダ」に似ている、ということを、新宿クトゥルーミーティングで井上雅彦氏が話されていた。
そういえばそうだなぁ、エジソン社のフランケンシュタインが貴重だって事だけで小躍りして、その周辺にまで頭が回らなかったよ。
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by cthulhu_dune | 2012-04-05 12:33 | 映画・映像
2011年 07月 11日
SEASON OF THE WITCH
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今月末の日本公開なんでアレですが…

魔女狩りものは魔女がいないことが前提であることが多いのですが、なんと魔女も悪魔もありきの物語。

十字軍の無慈悲な殺戮に嫌気がさしてずらかったニコラス・ケイジとロン・パールマンだったが、通りすがりの村で元十字軍であることがばれて投獄されちゃうんだけど、悪魔に取り憑かれた娘を遠くの修道院に連れてって悪魔払いを受けさせるのじゃとクリストファー・リーに命令されちゃったもんだから、渋々引き受けてえっちらおっちら短い旅をする話。

冒頭のびっくり魔女に、規模は小さいものの十字軍の数々の殺戮、疫病でぐずぐずになってゆく患者達と、雰囲気は悪くないんですけどね。
『デビルクエスト』の公式サイトのトップに載ってるデビルマンのニセモノみたいなのがね、予告編の通りこれがまあなんともはやなのよ。
なので、『SEASON OF THE WITCH』は、邦題の『デビルクエスト』のほうがしっくりくるのでした(笑)
こりゃ上映期間は短いだろうなぁ。

さて、肝心なお話。
死の床にある枢機卿ダンブローズを演じるクリストファー・リー、何もそこまでしなくてものなかなかグロテスクな疫病メイクで重厚なちょい役。
ほんとにちょこっとしか出てこないんですが、ちんけな悪魔なんぞよりも存在感がありますがな。
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by cthulhu_dune | 2011-07-11 23:49 | 映画・映像
2011年 06月 16日
Fanex Files: Samuel Z Arkoff
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先日のハマー版に引き続き、同シリーズでサミュエル・Z・アーコフ版が出ていたのでゲット。
や~、AIPは愉快でええなぁ(笑)

ハマー版はトークショーのダイジェストといった内容で、今なおご存命のハマー・プロのスタッフとキャストのトークがメイン。
カッシングと、その奥様のことを語る面々には、目頭が熱くなりました。

アーコフ版は一転して、トークは主にアーコフお一人。
作品紹介の合間に撮影裏話などを語っております…と思いますが、英語はダメダメなのでたぶんそんな内容だろうと(笑)
ロジャー・コーマンも登場しますが、ほんのちょっと。
そのあたりが、AIP版ではなくアーコフ版なのでしょうなぁ。
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by cthulhu_dune | 2011-06-16 22:28 | 映画・映像
2011年 05月 23日
菊地秀行トークライブ覚え書き
菊地秀行トークライブ
「何処かで見たことがある怪物たち(マニア向き)」
2011年5月20日

The Blood Beast Terror(吸血蛾クレア/1968/イギリス)

The Blood Drinker(1964/フィリピン)

トラック野郎 突撃一番星(井上雅彦氏エキストラ出演のため、本人より提供。帽子をかぶったオレンジ色のシャツの人を探してみよう!/1978/日本)

To The Devil A Daughter(悪魔の性 キャサリン1976/イギリス)

The Phantom from Space(姿なき訪問者/1953/アメリカ)

The Projected Man(1966/アメリカ)
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by cthulhu_dune | 2011-05-23 13:42 | 映画・映像
2011年 05月 19日
スーパーナチュラルにラヴクラフトネタが〜
米国のML情報によると、TVドラマ『スーパーナチュラル』のシーズン6エピソード21のタイトルは『The haunter of the Dark』だそうです。
が、公式サイトでは『Let It Blees』になっています。
日本ではまだシーズン5だそうですので、観られるのはまだ先ですね。

といいつつ、シーズン2で飽きた私(笑)
アメリカのテレビドラマって、あまりに長寿すぎて追い切れないや。
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by cthulhu_dune | 2011-05-19 21:30 | 映画