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2006年 09月 30日
オペラの怪人の仮面のようなもの
10月末を目標に、オペラの怪人の仮面をインスパイアしたアクセサリーを作り始めました。
で、これはきちんと日の目を見させるものなので、たまには作業工程でも載せようかと。
オペラの怪人というよりマスカレードだろうと思えるのは、先にこの形の構想が浮かんで、あとから映画に結びつけたからなのです。

先日のできるかな?は、ドカーンとした石を使ってみようと思って入手した大振りなファセットのシトリンを目に、ワゴンセールで何となく入手したこれまた大振りなしずくのローズクオーツを涙にした、できるかな?状態の構想図。

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これを積層ボール紙に貼り付けて型紙を起こし、シリコンで型を取ります。
というのが粘土状態での整形が苦手な、銀粘土を使う場合の私の常套手段。
仕上がりのきれいな銀板から彫金しようかとも思うんですが、銀の切り屑は自分で鎔解再生できないので悩むところ。

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シリコンから外した銀粘土の乾燥体、ここから切削に入ります。
小汚い金属片は、しずく形の石枠の作り始め。
トンテンカンとロウ付け中は、ほんっとに黒かったり白かったり。

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大まかな整形と下地処理まで終了。

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肉抜き中の裏側。
最初から薄く型取りできればこんなことしなくていいんですが、不安なのでついつい厚めに入れてしまいます。
型に詰めた粘土はほぼ30グラムですが、この状態で19グラムほど。
強度の不安もありますが、まだ重く感じるのでさらに彫り進めます。
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by cthulhu_dune | 2006-09-30 21:07 | 銀細工
2006年 09月 28日
しながわ宿場まつり
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弁士、斎藤さんの紙芝居

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め組の人、ノーファインダーにて

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おまけ、できるかな?
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by cthulhu_dune | 2006-09-28 17:56 | 文化・社会
2006年 09月 21日
花蝶風月
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蝶と月の組み替えアクセサリー、再制作が終了。
今回は、ふらふらと路線変更しつつもそれなりに設計計画を立てたので、完成度は上がっていると思います。

蝶のパーツは、ペンダント、ブレスレット、ブローチに組み替え可能。
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ピンブローチにはバラをあしらい、それ単体でも使えるように。
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月のピアスは、またまた金具を閉じられるように仕立てているので、チャームとして好きなように使えます。
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ところで、ピンブローチのパーツって、なにやらメッキが施してあったみたい。
ロウ付けしようとバーナーをあてたら、ジュジュッと音がして表面が黒くただれてしまいました。
そのまま続行してロウ付けはできましたが、この黒いのは酸洗いでも取れねぇんでやんの。
シルバーの刻印はあっても、パーツによってはちょっと注意した方がよさそうですね。
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by cthulhu_dune | 2006-09-21 22:17 | 銀細工
2006年 09月 20日
東京お宝市場最後の日
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ちょいと探し物も兼ねまして、東京お宝市場最終日の18日にも行ってきました。
で、値下がりした品々を物色していたんですが、初日でお腹いっぱいになっているのでもうひとつ食指が動きません。
というか、良いものは高くて買えない〜。

そんな中で、後学のためにひとつ持っていたかった、なんとか納得できる品質のカメオが、お手頃になっていたので悩んだあげくゲット。
カメオって安価なのも結構あるんですけど、なんだかわからない彫刻だったり、繊細さに欠けるんですね。

入手したのは鼻がちょっと欠けちゃってますが、一万円でおつりが来るので仕方ないでしょう。
ちょっと大胆なリングは台座の部分の線が細く、指にあたると気になりますねぇ。
おまけに金メッキが剥げかかっていますが、これもまあ致し方ないところ。
まあ年代と素材はともかく、カメオの髪の線が細く、美人さんで若々しかったのがポイントなのです(笑)

カメオを外して、リングを作り直そうかなー。
でもオリジナルの状態を重視するほうなんで、やめようかなー。
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by cthulhu_dune | 2006-09-20 16:46 | 文化・社会
2006年 09月 17日
東京お宝市場
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初日の昨日、朝一番から足を運び、おやつの時間までうろうろきょろきょろ。
現代工芸から職人技、中古品から書画骨董、東洋西洋第三世界のアンティークまで種々様々な、日用品から珍品稀少品。
東京ドームのグラウンド一杯に出展山積みされたブースを、隅々までじっくりと足を止め目を留めしていたので、それはそれは目が回りました。

アンティークジュエリーで一番気になるマイクロモザイクなんかは、どこへ行っても高いものはやっぱり高いのですが、それなりのものはセール品になっています。
小物では、好きな中国の香油や嗅ぎタバコビンがこんなに安くあるのか〜と、なかなか楽しいですね。
腕時計は、思ったほどピンとくるものがありませんでしたが、ユニークなものもあって眺めていると時間を忘れます。
しかしまあ、ほしいなぁと思うものはやっぱり財布が許してくれませんので、ひたすら目の保養。

そんな中で、以前から欠片でいいからきれいなものがほしいと思っていた、ローマングラス。
これが欠片もさることながら、完品がずらりと並べられています。
そこそこきれいで安くしてくれた欠片を買おうかどうしようか迷ったんですが、こういうのを見ちゃうとだめですね。
やっぱり完品がほしいなぁと思うわけですが、欠片ですらそれなりのお値段ですから、完品は無茶っていうもんです。
それでも手が出せる完品もあったわけですが、気に入るほどの銀化状態ではなかったので今回は見送ることにしました。

ガラスといえば、これまた好きなのがオパルセント。
小さなうずらのオパルセントが安くあったんですが、工芸品にしてはパーティングラインがちょいと汚いほど出ていたので却下。
せめてラリックの小瓶が安くあったらなーと思ったんですが、ラリックそのものが思ったより少なかったですね。

ガラスといえばもうひとつ、サンドブラストアーティストのコーナーが実に楽しく、目と手の保養になりました。
地肌に施されたテクスチャーの陶器のような柔らかさと、シャープに描かれた模様のガラスの堅さ。
見た目も感触も見事な作品にひたすら感動。
きゅうりやなすやヘンな生き物のコップには、妙な親近感を覚えます。

で、あちこち回って何かひとつぐらいほしいなぁと思うわけですが、これだけたくさんあると欲しいものが増えるどころか、逆に購買意欲がなくなっちゃいます。
お宝っていうのは、足繁くでもいいしふらっと立ち寄ったのでもいい、小さなお店の隅っこで鈍い光を放っているものを見つけるというのが楽しいんですね。
唯一買ってもいいかなと思ったのが、包丁鍛冶の作ったナイフ。
3枚合わせ独特の紋様が浮いた刃は、実に魅力的な実用品に見えます。
でもまあやっぱり使わないだろうからもったいない、というわけで却下。

結局何を買ってきたかというと、古いハンコ2つ。
ひとつは旅館の記念スタンプ、もうひとつは薬の袋に打つ効能書き。
それこそ山のようなお宝の中で思いっきり琴線に触れたのが、これだったんですねぇ。
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by cthulhu_dune | 2006-09-17 16:32 | 文化・社会
2006年 09月 15日
銀のワッシャーの復讐
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先日の小汚い銀のワッシャー、ベースとなる整形まで終わりました。
無謀にも、これにタガネでテクスチャーかなんかを入れちゃおうと思っていたわけですが、このまま研磨して終了でもいいかな、なんて思ったり。
それとも、片側だけマットにするとか、ヤスリ目を入れるってのも無難かな。
まあ、ちょこっと遊び始めたばかりのタガネを入れるのが、非常に不安なのでありますな。

で、しばらく眺めていたわけですが、これがだんだんサザエのふたに見えてくるんですねぇ。
丸線を丸めて中にくっつければ、それっぽく見えるかな?
などと、依頼してくれた人には見せられないような落書きをしてみたりして。

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石枠は、丸カンをくっつけてからロイヤルレースを丸めて、石留めに入ります。
これが月の中にぶら下がるわけですが、サザエさんも捨てがたい(笑)
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by cthulhu_dune | 2006-09-15 14:16 | 銀細工
2006年 09月 14日
北京故宮博物院展の逆襲
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と、いうわけで、単眼鏡を持ってもう一度行ってきました「北京故宮博物院展」。
平日夕方は来客が少ないのをいいことに、片っ端からレンズを覗いて回ります。

いやはや、細かい造形の見事なこと見事なこと。
華麗な蝶の刺繍、精緻なボタンの彫刻、さすが女帝の衣服です。
流麗な金線のうねり、緻密な留め金の細工、さすが権者の装飾です。
木石貴金属で再現された柘榴の庭園には、あらまひとつだけはじけた実を見つけました。
まあ、これは肉眼でも十分見えるので、前回見落としただけですが。
見えない角度があるので、それがほんとにひとつだけかどうかはわかりませんが、職人の遊び心かもしれませんね。

冠や頭の飾りに施された鳳凰の細工は、どうやら金線を細かく曲げて編んだような細工です。
ビーズの先端を飾る小さな金具は、小指の爪ほどもない大きさの、平戸細工のような葉っぱ。
さすが、米粒に文字を書く人の国は違いますねぇ。
この芸の細かさは西洋アンティークとは全く違う細かさだとは感じるのですが、私の嗜好はやはり西洋アンティークなのですねぇ。

で、何がおもしろいって単眼鏡そのものをのぞき込むのがおもしろかったのでした。
実は私、レンズ好き(笑)
写真手前の黄金色の単眼鏡は、単に見た目で入手したもの。
レンズ径が小さくて倍率が10倍と高いので、視界が狭すぎて使いづらい。
写真奥のものが、4倍で視界も広く使いやすい。
でも、滑り止めがローレットではなく、ゴム貼りってのが気に入らないのだ。
ローレットのいかにも精密加工品って雰囲気と触感が好きなんだけど、そのローレット加工の単眼鏡は高すぎて手が出なかったのでした。
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by cthulhu_dune | 2006-09-14 15:01 | 文化・社会
2006年 09月 13日
銀のワッシャー
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平角材を、幅の方向にまげてたたいてくっつけたパーツを作ったんですが…。
これ、どう見てもただのワッシャーですねぇ。
ロウ付け直後だからでもありますが、とても銀でできているというありがたみがありません。
接合面を合わせる前は、立派なスプリングワッシャーでしたし。

さて、これから削って彫って磨いていくわけですが、果たして銀のありがたみが出せるかな。
構想通りに仕上がれば、月になるはずです。
失敗すると、ほんとに銀製のワッシャーになってしまいます。
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by cthulhu_dune | 2006-09-13 15:49 | 銀細工
2006年 09月 12日
楕円形のひみつへいき
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それなりに個数は作っているけど、ちっとも上達しないのが小さな楕円の石枠。
あっちを直すとこっちがゆがむ、芯金で円からつぶしてもなんだかゆがんだ卵形。

こりゃぁ治具に頼った方が早い安い上手かろうというわけで、楕円の芯金をゲットしてきました。
で、喜び勇んでさっそく使ってみましたが、当たり前ですがこれは楽ちん。
元がきれいな楕円に組み立てられるので、石の形に合わせる微調整も簡単です。

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まあ、楕円芯金があるのは以前から知っていたんですが、けっこう高いものなんですね。
なので、やっとこで作っているうちになれるだろうと思っていたんですがねぇ…。
かなりくやしい(笑)
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by cthulhu_dune | 2006-09-12 16:24 | 銀細工
2006年 09月 11日
対岸の火事、他山の石
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先日、外が妙に騒がしいのでブラインドからのぞいてみると、ブリヂストン美術館の周りに消防隊が集まっていました。
野次馬もいないし、火の手も見えないので、なんだろなぁと思って見ていると、どうやら消防訓練のようです。
オヤジよりも恐いけど防げないこともないのが火事。
火を扱う趣味を持つものとして、予防と対処を常に心がけねばと、あらためて肝に銘じたのでした。

日本放送協会の「知るを楽しむ」は好きな番組のひとつですが、ここしばらくは「だから失敗は起こる」と題して失敗学について放映しています。
責任問題や感情論を極力排除し、過去の大きな失敗のメカニズムを科学的に追求探求することにより、失敗を繰り返さないこと、失敗を起こさないことへの道筋を見出す、といった内容。
わかったようなわからないような部分も多々ありますが、同じ失敗を何度も繰り返してしまう身としては、実に有意義なもの。
それに、畑村洋太郎氏の実直で温厚、それでいて冷静で鋭い視点と、きちんと理解していてそれをわかりやすく説明してくれながらも、こちらにも考えることをさせてくれる語り口が、実に親しみやすいのですねぇ。

そういえば、今年の夏は「幼児を車内に放置して〜」という事件を、ニュースで見なかった覚えがあります。
この事件はいやというほどニュースになるのに、「なぜ教訓にならないんだろう」と思っていました。
ニュースにならなかったのは、ニュース性がなかったのか、本当に起きなかったのか定かではありませんが、後者であることを望みますね。
ところが、ここしばらく「飲酒運転による事件」のニュースが目につきます。
公務員が半数ほどを占めているという部分が取りざたされ、モラルの低下が声高に叫ばれていますね。
確かにその通りなんですが、小さな失敗程度では禁酒できないのが酒飲みです。
罰則をきびしくするのもひとつの対策ですが、このあたりも失敗学で究明できないものでしょうか。
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by cthulhu_dune | 2006-09-11 15:08 | 文化・社会