2008年 09月 15日
「正義の味方は銀の銃」 これ、たぶんローン・レンジャーあたりですり込まれたコピーだと思うんですが、銀メッキされたモデルガンは、プラスチックの黒い地肌のものよりも一回り高いうえ、ラフに扱うとメッキが落ちてしまうという、なかなか手が出せないものでした。 でも、正義の味方は銀の銃。 そんな漠然とした思いと、SIGが欲しいなぁという思いが合致して入手したのが、タナカのSIG SAUER P226【スーパーDX】。 どこがスーパーDXなのかというと、一般的なABSプラスチックよりも重たいヘビーウェイトプラスチックが使われ、それに銀メッキを施した上、木製のグリップが着けられているあたりが、スーパーにデラックスなんですねー。 届いたところで早速チェックしてみますと、さすがに古い製品なので、摺動部のメッキがはがれかけていましたが、大きな損傷はなさそうです。 トリガー(引き金)を固定しているネジの頭が少々傷になっているのが気になりますが、まあちょいと力みすぎて傷になってしまっただけでしょう。 そこで中の掃除をするために簡単な分解をしてみますと、トリガー内部におかしな針金が…。 これはたぶんスライドストップのリターンスプリングのなれの果てではないかと想像はつきましたが、ここでさっきのネジの傷の意味が判明。 このスプリングを直すため、トリガーのネジを外そうとしたんですが、完全に固着していて左右どちらに回してもびくともしません! あー、どこかのオーナーのところでやっちまったんですねー。 銃本体がプラスチックなので、ショックドライバーでぶっ叩くと割れてしまう危険性もあるし。 まあ、スライドストップにはかろうじてテンションがかかっているし、無理して壊してもしょうがないのでこれはさっぱりとあきらめましょう。 そのまま組み立てて、空作動させてみたところ、動きに問題はなさそうということで、ガスを入れて動かしてみますと…。 あらら、弾が明後日の方向へ飛んでいくだけではなく、弾と一緒にインナーバレル(銃身)が銃口から抜けて出てくるではあ〜りませんか(笑) というわけで分解してみたら、違う銃のインナーバレルがただ差し込まれていたのね。 しかも、ホップ(弾道)調整できないモデルにもかかわらず、出てきたバレルにはホップ調整装置用の穴が開いているし。 バレルの長さも合っていなければ、固定できる形状にもなっていません。 この古いガスガンのバレルなんてそうそう入手できるもんではなし、どうするかな…。 しばしパーツを観察してみると、長さはホップ調整部分を切り落とせばちょうどよさそう、固定する部分はアルミテープをまけば何とかなりそう。 加工して組み立て、再び試射してみると、弾道も安定して動作も快調。 よかった、やっぱり銀の銃は正義の味方なのであった! ま、オークションなんで必ずしも詳しい方が出品するわけじゃないので、こんなこともあるでしょうね。 多少難があればあったで、その分、安価に入手できるんですし。 余談ながら、このあともいくつか難あり品を入手して、修理しているのでありまする〜。
by cthulhu_dune
| 2008-09-15 18:35
| トイガン
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